ブランド戦略で売上が変わる事例

こんにちは。(株)ミスピの白井です。

今回のメルマガはブランドについて、

皆さまの身近にある商品やサービスを事例にして

お伝えしていきます。

業績好調なKFC

「ケンタッキーフライドチキン」と聞いて

どのようなイメージを持ちますか?

もしくは持っていましたか?

※詳細な調査データや売上利益などの表記は避けますね。

多くの消費者が少し前まで「クリスマス」を連想されていました。

その為、クリスマス商戦での売上が凄まじく上がります。

予約をしたり、お店に並んだ方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、実はそれが同社の大きな課題でもありました。

クリスマス時期とそれ以外の時期に売上の大きな開きがあり過ぎました

それを改善して安定的な経営実現の為に、

今ではもう定着している「今日、ケンタッキーにしない?」という

キャッチコピーに変更し、消費者が持つブランドイメージを

日常生活にあるケンタ・ケンチキだと尽力されてきました。

コロナ渦であっても過去最高の売上です。

柔軟性のあるブランド戦略づくり

前回のメルマガでもお伝えしましたが、

時流に沿った「柔軟性」を持って実行する会社が

成長し続けると思います。

また皆様にご質問です。

富士フィルムという会社が現在どのような

事業展開をしているかご存じですか?

事業の代表的なものの1つが「ヘルスケア」です。

馴染み深いフィルム「写ルンです」という商品も

個人消費者向けに今も提供されていますし

化粧品やサプリメントなどの通信販売もしています。

「ヘルスケア」の事業領域ではワクチンや医薬品の

開発・製造の支援までしています。

特に社名変更せずに、、、という意図したものが

話題性も大きくしました。

初耳の方はびっくりされたかもしれませんが、

カメラマンがフィルムからデジタルに移行する時には

既に時流を見据えて経営戦略・マーケティング戦略、

ブランド戦略を切り替えていました。

世界最大手フィルム会社(K社)との違いを

ほぼノンフィクションで描かれた書籍も

ありますので是非お勧めします。

ネーミングも命

ネーミングもブランドイメージをつくる大切な要素です。

ワンダモーニングショット」という缶コーヒーを

飲んだ事はありますか?

朝に飲むコーヒーというコンセプトで名前をつけて、

色や形状なども工夫して発売された商品ですが、

飲み味だけで「朝飲むコーヒーだ!」と感じる消費者は

少ないでしょう。

ただ、そのブランドのコンセプトを反映させたネーミング等の工夫で

売上が短期間で前年対比150%を超えたりもします。

次は「フレッシュライフ

1980年代に発売された防臭抗菌をウリにした靴下です。

ご存じですか?

ターゲットとするサラリーマンにとって機能も充分に優れていました。

発売当初はかなり売上がありました。

ただ、時間の経過と共にどんどん売れなくなっていきました。

そして起死回生でつけられたネーミング・・・

「通勤快足」

世代によってはすぐ思い出された方も多いかもしれません。

単純にネーミング変更だけでは無いですが機能性はほぼ一緒で

売上は「フレッシュライフ」の約15倍!

このようなブランド戦略によって業績が変わった

商品やサービスは数えきれない程あります。

ブランド戦略には何が大事か?

・軸を作って一貫していること

・長く続くように工夫すること

・表現をコロコロ変更しないこと

・やらない事を決めること

 などです。

「ご当地しか手に入らない」をウリにしているお土産が

ネットや空港・全国の駅構内などで手に入ったら

ブランド棄損する可能性が非常に高いです。

ブランドのつくりかた・守り方・壊し方を熟知していれば

安定した経営基盤をより強固にする事が出来ます。

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