経営戦略・マーケティング戦略・ブランド戦略

経営とマーケティングとブランド

企業活動をする上で大前提として必要なのが

経営戦略。

その経営戦略に基づかれてターゲットとなる顧客と

どのようなコミュニっケーションをとって

購買活動に繋げていくのか?を動かす

マーケティング戦略。

そのコミュニケーションの中で見えてくるのが

ブランドであり、それを継続して磨いていくのがブランド戦略です。

ブランドイメージとは?

ブランドイメージのお話になった際に

「いくつになっても素直に学び、常に成長し続ける」

ある経営者がそのように設定してみた!

とのお話をしてくださいました。

経営者の場合は、

それがそのまま会社のブランドになる事もありますね。

営業マンに限らず

自分が描いた理想の人と思われる、

イメージしてもらうには

一定の時間もかかります。

仮に初対面の人に「優しい人」と思われたくても

相手はすぐにはそう思わないと思います。

寒い日に温かいカイロを渡したり、

突然の雨が降ってきた時に自分の傘をあげたり、

・・・あくまでも例ですが、そんな積み重ねが

相手へのイメージへとつながっていきます。

これが人の場合の「ブランドイメージ」です。

商品やサービスに関しても、

リリース時点では受け取り側が「こう思うなぁ」と

強いイメージ持つのはまだまだ薄いと思います。

「こう思われたい」という想いが

常に伝わるような意図的で一貫した

メッセージなどの積み重ねが大事です。

ブランドが自然と成り立つ場合も

固有名詞を出して事例を紹介します。

1980年にスーパーの西武が出したプライベートブランド、

「 無印良品」は、ブランドのロゴや色などの要素を

無くして、ブランドではありません!

あくまでもシンプルに、無名で構わない!というような

立ち位置で誕生しました。

しかし、その想いとは裏腹に自然とブランドになり、

全世界で売れ続けています。

果たして意図した戦略だったのか?

未だにあまり知られていませんが、

「無印良品」というブランドは

多くの人がイメージ出来るものになっています。

利益をうむ看板商品が障壁にもなる

今回はブランドと密接に関わりのある

中小企業のほぼ実話の物語です。

東海地方にある中堅乳製品メーカーは

経営危機に陥っていました。

東証一部上場会社の親会社の

業績が良かったので危機感は薄く、

ただ単体企業であれば

いつ潰れても良いような状態。

とても閉鎖的で新しい風

新たなアイデアなどが出れば

排除するような風土が出来てしまっていました。

その大きな原因は、

季節問わずに利益が安定的に出る

お土産品に依存していたからかもしれません。

挑戦を拒む社風でした。

ある日、親会社が新社長を

このメーカーに送り込みました。

強い反発勢力がありましたが、

親会社からの命令なので嫌々ながら

受け入れるしかありません。

新たに就任した社長は、

すぐに中間管理職クラスの社員が、

若手人材のアイデアや挑戦したい

気持ちを削いでいるのが分かりました。

「より良くしたい!良い商品を作りたい!

という前向きな気持ちが、

何をしても無駄・・・に変わっている。

このまま会社が無くなり正社員と

その家族が露頭に迷うのは時間の問題だ!」

新社長はすぐに出来る限りの

パートさんの人員整理をし、

管理職クラスの社員の雇用を

在宅勤務などで守りながら

若手人材が発信しやすい環境を作り、

良いアイデアをどんどん採用していきました。

今まで溜めていたアイデアが

どんどん溢れてくるような勢いでした。

そして程なく、パティシエが唸るほどの

美味しいデザートブランドが完成しました。

そのメーカーは約10名のパティシエの

GOサインが出ないと商品化しない

というルール(約束事)も作りました。

若手社員のアイデアです。

多くの営業マンが思っていた事

ある日の営業会議。

今までバイヤーに頭をペコペコ下げて、

何とか買ってもらおうと

接待までして頑張っていた営業マンの

前川君がとても大切な事を言いました。

「本当の僕たちのお客様は

実際に商品を口にしてくれる消費者だ。

バイヤーがどんな強い権限を持っていたとしても

最終消費者がどう思うか?

だから、実際にターゲットに食べていただいて

意見をもらうのが一番はやい」

前川君はメーカーの営業マンが

陥りやすい大きな勘違いをよく知っていました。

バイヤーがお客様だという勘違いです。

けれど、今までは本音が言えなかったようです。

新社長は前川君に「営業マンとしてどうありたい?」聞きました。

・「自分の大事な家族にも自信を持って

  お勧め出来る商品・サービスしか売らない」

・「本当のお客様が誰なのかを知っている」

・「心の底から自分が扱う商品を好きになって売りたい」

・「嘘なく正しい営業をするから、言いにくい事でも伝える」

                        ・・・etc

自分をブランド化できるか?

前川君は既にセルフブランディングが出来上がっていました。

★ 家族にも勧められる位、扱う商品を好きになり、

 本当のお客様に嘘なく正しい営業をする ★

それでは、相手にそんなイメージを感じてもらう為には??

・大事な家族の事を毎日考える

・家族と連絡を取り合う

・他社商品と自社商品の違いを知る

・自社商品の細かい研究をする

・自社商品の課題が見つかったら記録して上長に相談し改善を促す

・嘘をついていないかな?と自分の心に問いかける

・営業手法などに課題があるかどうか毎日振り返る 

                     ・・・etc

そう、「こんな営業マンと思われたい」という軸が決まれば

その軸に忠実に、知識と意識を高めて自分自身を磨き、

その日々の繰り返しで体得したものが自分ブランドになっていきます。

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